米国のテクノロジー大手メタは2日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「フェイスブック」と「メッセンジャー」において、10代の未成年ユーザーを対象とした有害コンテンツの閲覧制限を全世界で強化すると発表した。不適切な投稿は初期設定で非表示となり、若年層を保護する措置が取られる。
背景にある米国での訴訟敗訴
この動きは、米国内で若者のSNS依存をめぐる訴訟に相次いで敗れたことが背景にある。メタはこれまで、インスタグラムで同様の制限措置を米国や英国、日本などで先行導入していたが、今回の発表でフェイスブックとメッセンジャーにも拡大。全世界の未成年ユーザーを保護する方針を明確にした。
具体的な制限内容
18歳未満のユーザーのタイムラインや検索結果から、性的表現や暴力など成人向けの投稿が自動的に排除される。これにより、未成年が不適切なコンテンツに触れるリスクを低減する。
また、インスタグラムでは、筋力トレーニングやダイエットなど一見有益なコンテンツでも、繰り返し自動表示されることを防ぐアルゴリズムの試験運用を開始した。これは、若者を摂食障害や精神的依存に追い込むとの批判を受けた措置であり、コンテンツのバランスを調整する狙いがある。
メタのコメントと今後の展望
メタは「保護者や専門家との連携を強化し、若年層の安全なSNS利用環境を提供する」とコメント。今後も規制強化の動きが続くとみられる。



