経済協力開発機構(OECD)は1日、各国の産業補助金に関する報告書を公表し、中国企業が日米欧などOECD加盟国に拠点を置く企業と比較して、売上高に対する補助金の割合が3倍から8倍に達していることを明らかにした。OECDは「過剰な補助金は市場メカニズムを歪める」と強く指摘し、是正措置が必要との見解を示した。
報告書の主な内容
報告書によると、中国企業は特に製造業やハイテク分野で多額の補助金を受けており、これが国際市場での競争力の源泉となっている。一方、OECD加盟国企業は補助金の割合が相対的に低く、不公平な競争条件にさらされているとされる。
閣僚理事会での議論
OECDは3日と4日に年1回の閣僚理事会を開催し、公平な競争条件の確保を主要議題として議論する見通しだ。中国企業の世界的な市場シェア拡大が各国産業に与える打撃を懸念し、加盟国間で協調策を模索する。
国際的な影響
中国の補助金政策は、米中貿易摩擦や欧州連合(EU)の対中政策にも影響を与えており、今回の報告書は議論をさらに活発化させる可能性がある。OECDは「透明性の向上と補助金の削減が国際的なルールに基づく貿易にとって不可欠」と強調している。



