20日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は大幅に反発し、前日比645.47ドル高の5万0009.35ドルで取引を終えた。終値としては約1週間ぶりに節目の5万ドル台を回復した。
米イラン交渉進展への期待
買い注文が膨らんだ背景には、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉進展への期待感がある。トランプ米大統領が戦闘終結に向けたイランとの交渉は「最終段階」にあると述べたと伝わり、投資家のリスク選好姿勢が強まった。
原油安と金利低下も追い風
この日、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場が大幅に続落し、供給回復観測から売りが膨らんだ。また、米長期金利が低下傾向となったことも株式市場にとって好感された要因だ。
ナスダックも反発
ハイテク株主体のナスダック総合指数は4営業日ぶりに反発し、399.65ポイント高の2万6270.36で終了した。半導体やAI関連株を中心に買いが入り、指数を押し上げた。
市場関係者は「地政学リスクの後退と金融環境の緩和が相まって、投資家心理が改善している」と指摘している。今後の焦点は、米イラン交渉の行方と、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策動向に移る。



