ウクライナの情報機関である保安局(SBU)は20日、ロシア軍が北部チェルニヒウ州への攻撃に使用した無人機が搭載していたミサイルの残骸から、毎時12マイクロシーベルトの放射線量が検出されたと発表した。この数値は健康を脅かす可能性があるとされ、ミサイルの弾頭に劣化ウランが含まれていた可能性が指摘されている。
劣化ウラン兵器の危険性
劣化ウランを使用した兵器は、衝突時に微粒子となったウランが大気中に拡散し、吸入や経口摂取によって体内被ばくを引き起こすリスクがある。国際的にも健康や環境への影響が懸念されており、長期的な被害が危惧される。ロシア軍による劣化ウラン兵器の運用実態は明らかになっていないが、今回の検出により、使用の可能性が浮上した。
検出されたミサイルの詳細
保安局の調査によると、高い放射線が検出されたのは空対空ミサイル「R60」である。同ミサイルは無人機に搭載され、チェルニヒウ州への攻撃に使用された。保安局は、この放射線量が健康に悪影響を及ぼす可能性があると警告している。
今後の影響と対応
ウクライナ政府は、今回の放射線検出を受け、国際社会に対してロシアの兵器使用に関する調査を呼びかける方針だ。劣化ウラン兵器の使用が確認されれば、戦争犯罪に問われる可能性もある。また、現地住民の健康調査や除染作業の必要性も指摘されている。
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