フランスのマクロン大統領は24日、ギリシャ訪問中に、トランプ米大統領を中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領と同列に位置づけ、欧州を敵視する指導者だと批判した。中東情勢を巡り欧州と米国の対立が深まる中、マクロン氏は欧州独自の防衛体制の重要性を強調した。
「欧州に真っ向から対立」と警告
マクロン氏はギリシャのタスラス大統領との会談後、記者団に対し「米国、ロシア、中国の首脳が欧州に真っ向から対立する異常な状況を過小評価してはならない」と指摘。「目を覚まそう」と述べ、欧州が米国に依存せず、自らの安全保障を確保する必要性を訴えた。
トランプ氏との関係悪化
マクロン氏はこれまでトランプ氏と比較的良好な関係を築いてきたが、トランプ氏がホルムズ海峡への艦艇派遣の支援を求めた際に拒否したことで、両者の関係は急速に冷え込んでいる。今回の発言は、その緊張を如実に示すものとなった。
マクロン氏はさらに、欧州が米国の外交政策に振り回されることなく、独立した立場を確立すべきだと主張。特に中東問題や安全保障分野での欧州の自律性を強調した。この発言は、欧州連合(EU)内でも議論を呼びそうだ。



