地中海に浮かぶ島国マルタで5月30日、議会(一院制)総選挙が実施された。31日に発表された選挙結果によると、アベラ首相が率いる中道左派の労働党が勝利し、2013年から続く政権を4期連続で維持することが確実となった。得票率は労働党が約52%、最大野党である中道右派の国民党が約45%であった。
早期解散総選挙の背景
アベラ首相は4月、イラン情勢が国内経済に与える影響が懸念される中、政権への信任を問うとして、約1年前倒しでの解散総選挙実施を表明していた。地元メディアによると、アベラ首相は「われわれは歴史をつくった。強力な信任を与えられた」と勝利宣言を行った。
議会の仕組み
マルタの議会は原則65議席だが、性別による不均衡是正などのために追加議席が割り当てられる場合がある。これにより、実際の議席数は変動する可能性がある。
今回の選挙結果は、アベラ政権の経済政策や外交姿勢に対する有権者の支持を示すものとみられる。今後の政権運営では、イラン情勢の影響を踏まえた経済対策や、欧州連合(EU)内での立場強化が課題となる。



