イスラエル軍、レバノン南部で進軍拡大
イスラエルのネタニヤフ首相は29日、親イラン民兵組織ヒズボラを掃討するため、レバノン南部に展開するイスラエル軍が北側へ進軍していると述べた。両国の国境からレバノン側に最大で約30キロ入った一帯を東西に流れる戦略的要衝リタニ川を越えたと明らかにした。
作戦の詳細
ネタニヤフ氏はレバノンとの国境沿いで活動する軍部隊を視察。ヒズボラの拠点がある東部ベカー高原や首都ベイルートなど戦線全域で作戦を展開し、「ヒズボラに壊滅的打撃を与えている」と主張した。イスラエル軍は攻勢の構えを崩しておらず、さらに犠牲者が増える恐れがある。
停戦後の状況
レバノンでの停戦は4月17日に発効したが、ヒズボラも強硬姿勢を維持しており、交戦が続いている。レバノンの国営通信は29日、南部各地でイスラエル軍の攻撃があったと伝えた。保健省によると、3月2日の交戦再開後のレバノン側死者は3350人を超えている。
今回の進軍は、イスラエルがヒズボラの脅威を完全に排除する決意を示すものとみられる。一方、ヒズボラも反撃を続けており、地域情勢は緊迫度を増している。



