サントリー最古の工場でジン製造の魅力を体感
サントリーは、1919年に完成した大阪工場(大阪市港区)で、一般向けのジン見学ツアーを5月から開始する。この工場は同社の現存する工場の中で最も古く、歴史的価値が高い施設だ。ツアーの予約は9日から公式サイトで抽選制で受け付けられる。
65億円を投じた最新施設で製造工程を公開
大阪工場では昨年6月、65億円をかけて生産棟「スピリッツ・リキュール工房」を整備した。見学ツアーでは、「ROKU(ロク)<六>」や「翠(すい)」といった人気ジン飲料の製造工程を見学できる。さらに、参加者は桜の花やユズをジンと組み合わせたROKUの原料酒を試飲する貴重な体験も可能だ。
国内ジン市場が急拡大 2025年は247億円に
ジンはここ数年で急速に人気が高まっており、国内市場は著しい成長を遂げている。サントリーによると、2025年の国内ジン市場規模は2020年の3倍を超える247億円に達した。この市場拡大を受け、同社は消費者の関心を高めるため、歴史ある工場での体験型ツアーを企画した。
見学ツアーの参加費は税込み3000円。ツアーでは以下の内容が提供される:
- ジンの製造工程の詳細な解説
- 原料酒のテイスティング体験
- 歴史的工場施設の見学
- 最新の生産設備「スピリッツ・リキュール工房」の内部公開
この取り組みは、単なる工場見学にとどまらず、ジン文化の普及とブランド価値の向上を目指す戦略的な事業として位置づけられている。1919年という長い歴史を持つ工場が、現代のジンブームの中で新たな役割を果たすことになる。



