ドラッグストア業界をリードするツルハホールディングス(HD)は、2026年4月9日、ウエルシアHDとの経営統合後初めてとなる中期経営計画を公表しました。この計画では、物流拠点の統廃合によるコスト削減やプライベートブランド(PB)商品の共同開発を推進し、2029年2月期に売上高2兆7000億円、営業利益1350億円の達成を目指しています。
重点戦略:都市郊外への出店と食品拡充
経済的な重点戦略として、ツルハHDは関東や近畿圏を中心に、都市部の郊外地域への出店を強化する方針です。今後3年間で1500店舗以上を改装し、商品ラインナップでは生鮮食品や総菜など、食品部門の拡充を図ります。これにより、顧客の利便性向上と売上拡大を狙っています。
海外展開と長期的な目標
海外市場では、タイやベトナムをはじめとする東南アジア地域での事業展開に注力します。長期的な視点では、2032年2月期に売上高3兆円を目標として掲げ、グローバルな成長を追求する姿勢を示しています。
直近の業績:2026年2月期連結決算
同日に発表された2026年2月期の連結決算では、売上高が1兆4505億円、営業利益が630億円、最終利益が426億円と報告されました。この実績を基盤に、経営統合後の新たな戦略が展開される見込みです。
ツルハHDとウエルシアHDの統合は、業界再編の大きな動きとして注目されており、今回の中期計画が両社のシナジー効果を最大化する鍵となるでしょう。消費者へのサービス向上と持続的な成長が期待されます。



