電通グループ新社長に佐野傑氏が就任、中核事業会社社長から昇格で体制刷新
電通グループ新社長に佐野傑氏、中核事業会社社長から昇格

電通グループ、新社長に佐野傑氏を起用

電通グループは2026年2月13日、グループ全体の新社長に中核事業会社である「電通」の佐野傑社長(55歳)が昇格する人事を正式に発表しました。この人事は3月27日付で発効し、現職の五十嵐博社長(65歳)の後任としての就任となります。

海外事業の不振を背景とした体制刷新

今回の人事は、電通グループが直面している海外事業の継続的な不振を背景に、経営体制を刷新して事業の立て直しを図ることを目的としています。グループはグローバル市場での競争激化に伴う業績圧迫に直面しており、より若く、現場に近い視点を持つリーダーシップへの移行が求められていました。

佐野新社長は、中核事業会社である電通の社長としての実績を評価され、グループ全体の舵取りを任されることになりました。この昇格人事は、内部からの人材登用による迅速な意思決定と、事業運営の一貫性を確保する意図が反映されています。

中核事業会社「電通」の新社長には松本千里氏

佐野氏のグループ社長昇格に伴い、空席となる中核事業会社「電通」の社長職には、同社の松本千里副社長(59歳)が4月1日付で昇格することが同時に発表されました。松本氏は長年にわたり電通でマーケティングや広告戦略を担当し、豊富な経験を有しています。

この人事により、電通グループは以下のような新たな経営体制を構築することになります:

  • グループ社長:佐野傑氏(55歳) - 3月27日付就任
  • 中核事業会社「電通」社長:松本千里氏(59歳) - 4月1日付就任

電通グループは、これらの人事を通じて、国内外の市場環境の変化に対応し、持続可能な成長戦略を推進していく方針です。特に、デジタル変革の加速やクライアントニーズの多様化に対応するため、組織の敏捷性を高めることが期待されています。

業界関係者からは、若手リーダーへの世代交代が進む中で、電通グループがどのようにグローバル競争力を回復させるか、注目が集まっています。今後の経営戦略の詳細については、新体制発足後に明らかにされる見込みです。