カシオ計算機の人気ブランドG-SHOCK「じゃない方」の腕時計が、海外を中心に人気を集めている。ユーザーからは「チープカシオ」と呼ばれ、その安さが魅力だ。著名人が愛用することで注目を浴び、この5年で売上本数は3倍以上に伸びている。
カシオウォッチの特徴
カシオ社内での呼称は「カシオウォッチ」。ディスカウントストアでラックに吊り下げられて販売されることも多く、価格は税別1500円から3000円程度。この安さが「チープ」と呼ばれる所以だ。アナログやデジタルの時計機能のみのものから、ストップウォッチや電卓機能が付いたものまで、現在は1200種類以上が販売されている。
第1号は「カシオトロン」
その第1号は1974年に誕生した「カシオトロン」。世界で初めてオートカレンダー機能を内蔵したデジタル腕時計だ。当時はハイテクの象徴とされ、大卒初任給が7万円台の時代に、価格は5万8000円という高級品だった。
しかし、1980年代にデジタル時計市場が拡大する中で、カシオは低価格帯の製品を投入。これが「チープカシオ」と呼ばれるようになり、若者を中心に支持を集めた。特に欧州から人気に火が付き、現在では世界中で愛用されている。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年を記念して、2025年に発売されたコラボモデルも話題を呼んだ。カシオ計算機は、今後もカシオウォッチのラインアップを拡充し、さらなる市場開拓を目指す。



