トランプ大統領肖像の250ドル紙幣、法律上は不可能も財務長官「発行準備」
トランプ肖像250ドル紙幣、法律上不可能も準備進む

トランプ大統領の肖像入り250ドル紙幣、法律上「不可能」でも米財務長官「発行準備進めている」

ベッセント米財務長官は28日の記者会見で、トランプ大統領の肖像が入った250ドル紙幣の発行を準備していると明らかにした。建国250周年の一環としている。法律上は存命中の人物を紙幣に描くことはできないが、与党の共和党議員が発行を可能にする法案を提出しており、可決に備え作業を進めているという。

記者会見で、トランプ氏の肖像入り紙幣の発行計画について報じた記事を示すベッセント財務長官=ロイター

ベッセント氏は会見で、「全ては議会に委ねられている」と述べた上で、「準備は進めている」と発行計画を認めた。「現職大統領を記念紙幣に描くことに不適切な点はないと思う」とも語った。ただ、複数の米メディアによると、発行を可能にする法案の審議は停滞している。

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一方、米紙ワシントン・ポストは28日、財務省高官が印刷局にトランプ氏の肖像が入った紙幣の発行準備を進めるよう要請し、これに懸念を示した幹部が今年4月に異動させられたと報じた。

この計画は、2026年の米国建国250周年を記念するものとして打ち出された。しかし、現行法では存命中の人物の肖像を紙幣に使用することは禁止されており、トランプ大統領の肖像を紙幣に載せるためには法改正が必要となる。ベッセント長官は、この法的障壁を認識しつつも、共和党議員が提出した法案の可決を見越して準備を進めていると説明した。

専門家の間では、このような記念紙幣の発行が政治的なメッセージとして受け取られる可能性や、紙幣のデザイン変更にかかるコストなどの懸念も指摘されている。また、ワシントン・ポストの報道は、財務省内でもこの計画に対する反対意見があったことを示唆している。

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