群馬銀行系のシンクタンク、群馬経済研究所(前橋市)がまとめた調査によると、県内企業における2026年の夏季ボーナス1人当たり平均支給額は50万300円となり、前年の夏と比較して3.8%の増加となる見通しであることが明らかになった。物価の高騰や慢性的な人手不足を背景に、賃上げの流れが賞与にも広がっている実態が浮き彫りとなった。
調査の概要
この調査は、2026年4月中旬から5月上旬にかけて、県内に事業所を構える1969社を対象に実施され、311社から有効回答を得た。回答率は約15.8%だった。
ボーナス支給予定の状況
ボーナスを「支給する」と回答した企業は全体の69.4%に上り、「支給するが金額未定」が10.3%で、これらを合わせた79.7%が支給予定としている。一方、「支給しない」と答えた企業は11.6%、「未定」は8.7%にとどまった。
業種別・規模別の支給額
業種別に見ると、製造業の平均支給額は55万2300円で、前年夏比4.6%増加。非製造業は46万3700円で同3.2%増となった。従業員規模別では、全ての規模で前年を上回り、特に300人以上の企業では57万8500円と、6.1%の増加率を示した。
ボーナス増加の要因
ボーナス増加の要因(複数回答)として、「給与水準の変更」が44.4%で最も多く、次いで「消費者物価の上昇」が41.4%、「人手不足」が25.9%と続いた。一方、減少要因としては「原材料価格の上昇」が23.5%、「エネルギー価格の上昇」が18.5%で、コスト増が企業の負担となっている様子がうかがえる。
今回の調査結果は、県内企業の間で賃上げの動きが着実に広がっていることを示しており、今後の経済動向に注目が集まる。



