NY株小幅反発、48ドル高 インフレ鈍化でFRB利下げ期待が買い優勢に
NY株小幅反発、インフレ鈍化でFRB利下げ期待が買い優勢

NY株が小幅反発、インフレ鈍化でFRB利下げ期待が買い優勢に

2026年2月13日のニューヨーク株式市場において、ダウ工業株30種平均は3日ぶりに小幅な反発を見せ、前日比48・95ドル高の4万9500・93ドルで取引を終えました。この動きは、朝方に発表された米経済指標がインフレの鈍化を示したことにより、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ継続への期待感が広がり、買い注文がやや優勢となったことが主な要因です。

インフレ指標の伸び縮小が市場心理を後押し

1月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2・4%上昇となり、伸び率は前月から縮小し、市場予想を下回りました。このデータは、インフレ圧力が緩和していることを示唆し、投資家の間でFRBが利下げを継続する可能性が高まったと受け止められ、株式市場に買い材料として作用しました。

ハイテク株の売り圧力で上げ幅は限定的

しかし、市場全体の上昇を抑制する要素も存在しました。特に、人工知能(AI)開発投資を巡る収益性への懸念がくすぶり、ハイテク株を中心に売り注文が出たため、ダウ平均の上げ幅は限定的なものにとどまりました。ハイテク株主体のナスダック総合指数は4日連続で下落し、50・48ポイント安の2万2546・67で終了しています。

個別銘柄の動向

個別銘柄では、IT大手のアップルや半導体メーカーのエヌビディアが下落し、ハイテクセクターの弱さが顕著でした。一方で、スポーツ用品メーカーのナイキは買われ、一部の銘柄で堅調な動きが見られました。このように、市場はインフレ鈍化による利下げ期待とAI投資懸念という相反する要因に揺れ、全体的に慎重な取引が続いています。

今回の市場動向は、米国の経済指標が金融政策への期待を左右し、株式市場に直接的な影響を与えていることを浮き彫りにしました。今後のFRBの動向やインフレデータの推移が、さらなる市場の方向性を決定づける鍵となるでしょう。