2日の国債市場において、長期金利の指標である新発10年債(382回債、表面利率2.4%)の利回りが低下し、一時2.565%を付けた。2.5%台となるのは5月14日以来、約半月ぶりとなる。
国債入札の順調な結果が金利低下を促進
財務省が2日に実施した10年債の入札が順調に推移したことを受け、国債が買われ、利回りが低下した。市場では、入札結果に対する安心感から買い戻しが加速したとみられる。
長期金利の最近の動向
長期金利は中東情勢の悪化などを受けて、このところ上昇基調が続いていた。5月18日には一時、約29年ぶりの高水準となる2.800%を付ける場面があった。しかし、今回の入札順調をきっかけに、金利は一時的に低下傾向を示している。
市場関係者は「今回の入札結果を受けて、短期的には金利の上昇圧力が和らぐ可能性があるが、中東情勢や今後の金融政策次第では再び上昇に転じるリスクもある」と指摘している。



