お湯を注いだり電子レンジで温めたりするだけで手軽に食べられるインスタント食品は、忙しい時の頼れる味方として多くの家庭で重宝されています。しかし、夕食をインスタント食品で済ませることに抵抗感を抱く人も少なくないようです。読売新聞のユーザー投稿サイト「発言小町」には、「夕食にインスタント食品は何故嫌なのか」と題する投稿が寄せられ、大きな反響を呼んでいます。
「昼ならインスタントで良い」のに…
投稿したトピ主「ミルキーちゃん」さんは、知人から「カップ麺や袋麺、即席スープなどのインスタント食品を夕食に出されるのが嫌」と聞かされました。理由を尋ねると、「夜なのにインスタントだと寂しい」と答えたそうです。ふだんはインスタント食品をほとんど食べないというトピ主さんは、「夜にインスタントを食べるのが寂しいのなら、昼に食べても寂しいのでは?」と考えましたが、知人は「昼ならインスタントでよい」と言います。けげんに思ったトピ主さんは、「昼にインスタント食品を食べるのに、夕食に出すと嫌がるのはなぜだと思いますか?ご意見をお聞かせください」と、発言小町に問いかけました。
夕食にインスタントは「手抜き」の証?
これに対して、「メロ」さんは「日本の場合は、朝、昼は簡単な食事でいいけど、夕食は一日のメインの食事、ちょっと豪華に食べたいという感覚の人が多いのでは。その夕食がインスタントではちょっと寂しいのでは」とコメントしています。「べるる」さんは「インスタント食品には『手抜き』のイメージがある」と語り、さらに「夕食は、一日が終わり、ゆっくりできる時間だから、手抜きのインスタントだと寂しく感じる人もいるのかも」と指摘。「シャススプリーン」さんも、「夕飯にインスタント食品が出てきたらかなり侘しいかな。『明日も仕事を頑張ろう!』って思えない」と明かします。
「水筒」さんは、「自炊してる人なら、残業で疲れ切った日の夕食はインスタントもあり」と言います。トピ主さんの知人は、自身は夕食を作らず、家人に作ってもらっている男性だろうと推察したうえで、「出してもらった夕食がインスタントだと、愛とか誠意とか敬意とか、そういうものがなくて、自分が雑に扱われているという不快感があるんだと思う」との見解を示しました。
「手抜き」に見えない夕食インスタントの工夫
一方で、インスタント食品でも「手抜き」に見えない夕食になり得るという意見もありました。「ぷ~パン」さんは「肉・野菜たっぷりのインスタントラーメンならいいのでは?ラーメンのみをサッと食べる昼とは違って、夜のインスタントラーメンは、鍋にして野菜やお肉をたっぷり煮て食べる。うちでもやりますよ。たっぷり野菜入れますから、立派なおかずになります」とアピール。「アジュンマゆうこ」さんは、「冷凍ギョーザ・冷凍ピラフ・冷凍うどん……。テーブルを埋め尽くす品数でしたら寂しくありません。インスタントで食卓を演出しましょう」と、冷凍食品をたくさん取り入れるよう提案しています。
インスタントラーメン「アリ」8割…でもカップ麺は「ナシ」
数あるインスタント食品の中でも、日本人に最も親しまれているものの一つが、「国民食」とまで言われるインスタントラーメンでしょう。発言小町編集部では、夕食にインスタントラーメンはアリかナシか、アンケートを実施。その結果、8割近くの人が「アリ」と回答しました。
もっとも、インスタントラーメンでもカップ麺となると、「ナシ」とする人が少なくないようです。調査会社「マイボイスコム」(東京)が今年3月、10~70代の男女1万1000人余りを対象に実施したアンケート調査では、カップ麺を食べるタイミングについて、「平日の昼食」と回答した人が53.5%、「休日の昼食」と答えた人が46.6%なのに対して、「平日の夕食」は11.4%、「休日の夕食」は8.5%にとどまっています(複数回答)。確かに、忙しい日中に手っ取り早く食事を済ませたいなら、カップ麺はぴったりですが、「お湯を注ぐだけで出来上がり」なので、手抜き感は否めないでしょう。発言小町に寄せられた意見を加味すると、袋麺をゆでて、肉や野菜などの具材をプラスするのであれば、手抜き感も多少は薄れて、「夕食にアリ」と許容されそうです。



