NY原油価格が反発、97ドル台に 中東停戦の先行き不透明で供給不安が高まる
NY原油97ドル台反発 中東停戦不透明で供給不安

NY原油相場が反発、97ドル台に回復 中東情勢の不透明感が供給不安を煽る

2026年4月9日、ニューヨーク・マーカンタイル取引所における原油先物相場は反発し、指標となる米国産標準油種(WTI)の5月渡し価格が、前日比3.46ドル高い1バレル=97.87ドルで取引を終了しました。この上昇は、中東地域の停戦合意を巡る先行き不透明感が広がる中、要衝ホルムズ海峡の通航制限が継続していることによる供給不安から、市場で買い注文が優勢となったことが主な要因です。

停戦の持続性への懸念が価格を押し上げ

米国とイランの間で合意された停戦が長期的に持続するかどうかについての懸念が強まる中、原油価格は一時、1バレル=100ドルを超える場面も見られました。しかし、その後、親イラン民兵組織ヒズボラの武装解除を巡り、イスラエルがレバノンとの直接交渉を開始する方針を示したことを受けて、上げ幅は幾分縮小する動きとなりました。

ホルムズ海峡の通航制限が供給に影を落とす

ホルムズ海峡は、湾岸産油国から世界市場へ向けた原油や液化天然ガス(LNG)を運ぶ重要な航路であり、通常は世界の原油供給量の約20%がこの海峡を通過しています。しかし、現在の状況では、通航制限が続いており、通過量が通常を大きく下回る水準に落ち込んでいることが報告されています。この制限が継続することは、グローバルなエネルギー供給に不安をもたらす要因として、市場関係者の間で注視されています。

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株式市場も上昇基調 ダウ平均が続伸

同日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均が続伸し、前日比275.88ドル高い4万8185.80ドルで取引を終えました。原油価格の反発と並行して、株式市場も堅調な動きを示しており、経済全体におけるエネルギーセクターへの関心の高まりが窺えます。

総じて、中東地域の地政学的リスクとホルムズ海峡を巡る供給懸念が、原油市場に大きな影響を与えている状況が続いています。今後の停戦交渉の進展や海峡の通航状況によっては、価格変動がさらに激しくなる可能性も指摘されており、投資家やアナリストは慎重な観察を続けています。

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