NY原油が4日ぶり反発、終値96ドル台
22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所では、原油先物相場が4営業日ぶりに反発しました。指標となる米国産標準油種(WTI)の7月渡しは、前日比0.25ドル高の1バレル=96.60ドルで取引を終えています。
供給不安が買いを優勢に
中東情勢の緊迫化を背景とした供給不安が続いており、買い注文がやや優勢となりました。特に、イランと米国の対立が長期化する可能性が懸念され、市場では供給途絶リスクが意識されています。
様子見姿勢が上げ幅抑制
しかし、米国とイランの戦闘終結に向けた協議の動向を見極めたいとの様子見姿勢も強く、相場の上げ幅は限定的にとどまりました。市場参加者は、今後の協議の進展や追加制裁の有無を注視しており、積極的な買いには慎重な姿勢が見られます。
また、世界的な需要減速懸念も根強く、上値を抑える要因となっています。中国の経済回復の鈍さや、欧州の景気減速が原油需要に悪影響を及ぼすとの見方から、大幅な上昇は見込みにくい状況です。
今後の相場は、中東情勢の動向に加え、主要国の金融政策や経済指標にも左右される見通しです。特に、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ姿勢がドル高を招き、ドル建て原油の上値を抑える可能性があります。



