米IT大手グーグルが、対話型生成人工知能(AI)「クロード」を手がける米新興企業アンソロピックに、最大400億ドル(約6兆3000億円)を出資する計画であることが24日、明らかになった。アンソロピックが発表した。グーグルは有力AI新興との連携を強化し、自社開発のAI向け半導体やクラウドサービスの利用拡大を目指すとみられる。
出資の詳細と背景
グーグルはまず100億ドルを出資し、アンソロピックの業績目標の達成状況に応じて、さらに最大300億ドルを追加する。グーグルは既にアンソロピックに出資しており、今回の追加出資により関係を一層深める。
アンソロピックは今回の資金調達に伴い、AI活用のさらなる拡大を見据え、グーグルが独自開発したAI向け半導体「TPU」やグーグルのクラウドサービスの利用を増やす方針。2027年までに5ギガワット規模のAIインフラシステムを稼働させる計画も示した。
企業価値と競合状況
ブルームバーグ通信によると、アンソロピックの企業価値は3500億ドルに上る。また、IT大手アマゾン・ドット・コムもアンソロピックに50億ドルを出資することを発表しており、AI分野での競争が激化している。
グーグルは今回の巨額投資を通じて、生成AI市場での存在感を高めるとともに、自社の半導体やクラウド事業の成長につなげる狙いがあると分析されている。



