「てるてる坊主てるてる坊主 あした天気にしておくれ」で始まる童謡「てるてる坊主」は、長野県池田町出身の文学者・浅原六朗(1895~1977)が作詞したことで知られている。これまで浅原の作詞作品はこの1編だけとされてきたが、新たな調査により、ほかにも作詞した曲が見つかった。
記念館が新事実を発表
浅原の書簡や日記、ノートなどを収集・展示している池田町の浅原六朗文学記念館がこの事実を明らかにした。記念館はこれまで来場者に対し「浅原の童謡はこの1編だけ」と紹介し続けてきたが、担当者は「浅原の新たな姿が明らかになった」と驚きを隠せない。
発見の経緯
今回の発見は、唱歌「汽車」の作曲者の孫が資料を調査中に偶然見つけたものだ。見つかった作品は、作曲家・大和田愛羅の作品集に掲載されていた。大和田愛羅は大正から昭和にかけて活躍した作曲家で、浅原との共作が確認されたのは初めてという。
浅原六朗の功績
浅原六朗は、池田町出身の文学者で、詩や小説など幅広い分野で活躍した。「てるてる坊主」は1921年に発表され、以来多くの人に愛され続けている。今回の発見により、浅原の音楽面での才能がさらに注目されることになりそうだ。
記念館では今後、新たに見つかった作品の詳細を調査し、展示や公開に向けて準備を進める方針だ。浅原の知られざる一面に、地元からも期待の声が上がっている。



