中原淳一の美意識をたどる企画展、栃木市立美術館で開催中
中原淳一企画展、栃木市立美術館で開催中

栃木県の栃木市立美術館で、戦前から戦後にかけて少女雑誌の表紙絵や挿絵で一世を風靡し、戦後はファッションやデザインで独自の世界を築いたデザイナー、中原淳一(1913~83年)の功績を紹介する企画展が開かれている。東京新聞宇都宮支局などが後援。会期は6月14日まで。

中原淳一の軌跡

中原は戦前、雑誌「少女の友」の専属画家として人気を博し、戦後は雑誌「ソレイユ」(後に「それいゆ」に改題)を創刊。ファッションやインテリアにとどまらず、文学、美術、音楽など多岐にわたる誌面づくりで読者を魅了した。その美意識は、時代を超えて今なお色あせることがない。

展示内容の見どころ

会場には、雑誌や本の表紙原画、付録、衣服など約180点が展示され、中原の創作の幅広さをたどることができる。特に、絶筆となった「蝶々夫人」(1976年)など、女性への温かなメッセージが伝わる作品が並ぶ。また、栃木市ゆかりの作家、吉屋信子の「花物語」の挿絵も手がけており、地域文学との接点も見どころの一つだ。

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同館の学芸員は「現在も色あせない中原の魅力を感じてほしい」と来館を呼びかけている。月曜休館。問い合わせは同館(電0282-25-5300)へ。

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