鹿児島県奄美市の名瀬港に新旅客ターミナルが完成、展望スペースで美しい海を一望
鹿児島県が整備を進めていた奄美市名瀬港の新旅客ターミナルの建屋が完成し、地元自治体や関係者に向けて公開されました。この新ターミナルは、1975年に完成した現在の施設が老朽化したことを受け、隣接地に新設されたものです。
鉄筋コンクリート3階建てで延べ床面積1905平方メートル、快適な設備を完備
新ターミナルは鉄筋コンクリート造りの地上3階建てで、延べ床面積は1905平方メートルです。各階には待合所が設けられ、2階には授乳室や売店、3階には展望スペースを配置しています。展望スペースからは、奄美大島の雄大な海や周辺の景色を楽しむことができます。
外観デザインには、奄美の海や砂浜をイメージした青と白の配色が採用され、各階の床には大島紬の龍郷柄をモチーフにしたデザインが施されています。これにより、地元の伝統文化を感じられる空間となっています。
建設費は概算12億~13億円、2026年度中の供用開始を目指す
このプロジェクトの建設費は、概算で12億円から13億円と見込まれています。今後は、屋外のロータリーなどの整備を進め、2026年度中の供用開始を予定しています。鹿児島県によると、名瀬港の年間乗降客数は約14万人(2023年実績)で、観光や地域交通の重要な拠点となっています。
佐多悦成・大島支庁建設部長は、「この新ターミナルは、奄美大島の海の玄関口として、多くの住民や旅行客に親しまれる施設になることを期待しています」とコメントしました。新ターミナルの完成は、地域の観光振興や利便性向上に大きく貢献することが期待されています。