長野県阿智村の温泉郷でハナモモ5000本が満開 春の訪れを彩る
長野県阿智村の月川温泉郷で、約5000本のハナモモが見頃を迎えている。山あいに広がる濃淡鮮やかなピンクや白色の花々が、春の訪れを華やかに告げており、連日多くの観光客が訪れている。
地元の努力で育った国内有数の名所
この「花桃の里」として知られる景観は、地元の旅館経営者が1991年から植え始め、住民も加わった植栽活動によって育まれてきた。長年の努力の結果、国内でも有数のハナモモの名所として成長した。
今年の開花は昨年より約10日早く、恒例の「花桃まつり」も当初予定より1日早い4月14日に開幕した。満開の花々は、空の青や山の緑との鮮やかなコントラストを作り出し、訪れる人々を魅了している。
観光客からも絶賛の声
名古屋市守山区から訪れた小学校教諭の山田治郎さん(55)は、「ハナモモの白とピンクと赤、山の緑、空の青のコントラストが本当に華やかで美しいです。桜の後に見られるハナモモで、もう一度花見を楽しめるのが嬉しい」と感激の表情を見せた。
温泉郷では、こいのぼりとの共演も楽しめるなど、春らしい風景が広がっている。モザイク模様のように染まる花々は、写真愛好家にも人気の被写体となっている。
地域活性化のシンボルとして
山あいの温泉郷に活気を生み出そうと始まったこの取り組みは、30年以上を経て確固たる観光資源に成長した。春の風物詩として定着したハナモモは、地域の誇りとなっている。
見頃は今後しばらく続くと見られ、多くの人がこの春の彩りを求めて訪れている。阿智村では、自然と人の営みが調和した美しい風景が、訪れる人々に安らぎと感動を与え続けている。



