鳥取県が筆頭株主を務める第三セクター「智頭急行」の株主総会が2日、鳥取市で開催され、2025年度の決算が承認された。大阪・関西万博や「名探偵コナン 鳥取ミステリーツアー」の影響で、売上高に相当する営業収益が好調に推移し、3年連続の黒字を達成した。
営業収益と旅客収入が増加
営業収益は28億3990万円(前年度比3.5%増)で、うち旅客収入は14億4843万円(同6.6%増)となった。物価高騰などによる修繕費や人件費の増加で営業費用も上昇したが、差し引いた営業損益は1億5209万円(同38.2%減)を確保。当期純利益は1億9410万円(同26.4%減)だった。
特急利用が好調、普通列車は減少
特急の輸送人員は77万6879人(同6.2%増)。そのうち、スーパーはくとが58万5546人(同7.2%増)と伸びた。一方、普通列車は沿線人口の減少なども影響し、19万7686人(同1.9%減)となった。
ハイブリッド新車両導入へ調整
西尾浩一社長は、2024年の株主総会で言及した老朽化が進むスーパーはくとのハイブリッド新車両導入について、「JR西日本との調整作業を進めている」と前向きな姿勢を改めて示した。
智頭急行は今後も観光需要を取り込みながら、地域の交通インフラとしての役割を果たしていく方針だ。



