絵本「あらしのよるに」が歌舞伎に 博多座で上演中
オオカミとヤギの友情を描いた人気絵本シリーズ「あらしのよるに」を原作とした新作歌舞伎が、福岡市の博多座で上演されています。嵐の夜に偶然出会ったオオカミの「がぶ」とヤギの「めい」が、立場の違いを乗り越えて友情を育む物語です。
中村獅童「普遍的なテーマで心が洗われる作品」
がぶ役を演じる中村獅童さんは、この作品について「普遍的なテーマを持ち、演じる側も毎回心が洗われる大切な作品です」と語りました。さらに「絵本というノスタルジックでアナログな世界は歌舞伎にぴったり。約束事にこだわって歌舞伎の魅力を詰め込んだ」と、作品への思いを明かしています。
獅童さんはこの企画を温め、2015年に京都・南座で初演。博多座での上演は8年ぶりとなります。「やるたびに新鮮な思いになる作品です」と、舞台への熱意を語りました。
息子2人も出演 家族で舞台を彩る
今回の公演では、獅童さんの息子2人が幼いがぶとめい役として出演しています。獅童さんは「お子さん方の笑い声が聞こえると、とてもうれしい」と述べ、3歳以上から入場可能な家族向けの舞台であることを強調しました。
中村壱太郎「さまざまな感情が去来する」
めい役を演じる中村壱太郎さんは、舞台について「終盤2人だけのシーンになると、毎回さまざまな感情が去来する」と語りました。そして「博多のお客様とともに、その旅路をご一緒したい」と笑顔で観客への思いを述べています。
公演は20日まで続きます。博多座(電話:092-263-5555)でチケット情報を確認できます。