和歌山・紀三井寺に「手紙供養」のポスト型石像設置、亡き人への思いを託す場に
紀三井寺に手紙供養のポスト型石像、亡き人への思いを託す

和歌山・紀三井寺に「手紙供養」のポスト型石像が設置され、亡き人への思いを託す場に

和歌山市の紀三井寺境内で、亡くなった人や会えない人への手紙を受け付けるポスト型の石像が4日に設置されました。この石像は、同寺が毎年開催する「文供養会」の60回目の節目を記念して、郵便局OBらで構成される「文塚供養奉賛会」(島本敏夫会長)によって設置されました。手紙は寺で保管され、年1回の供養会で供養される仕組みです。

文供養会の歴史と目的

文供養会は、宛名や差出人の記載が不十分で配達も返還もできない「返還不能郵便物」や、持ち主から供養を依頼された手紙などを、毎年1回供養する行事です。今年の供養会では、新たに設置された石像がお披露目され、約130人の郵便局関係者が参列しました。

島本会長のあいさつと心のケアへの期待

島本会長は、東日本大震災で亡くなった人らへの手紙を受け付ける福島県いわき市の「天国ポスト」を例に挙げ、「大きな喪失を経験した人への心のケアの方策として、思いを手紙に託す取り組みが広がっている」と述べました。さらに、「石像が大切に利用され続けることを願う」と語り、この取り組みが地域に根付くことを期待しました。

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供養会の様式と参加者の声

供養会では、前田泰道貫主らが読経を行い、1年間で集まった郵便物を供養しました。一部の手紙は境内でたきあげられ、参列した和歌山県立和歌山北高2年の生徒(16歳)は「手紙に感謝の気持ちを伝えた。安らかに眠ることを祈っている」と感想を述べました。

このポスト型石像は、亡き人への思いを形にし、地域コミュニティの心の支えとなる新たな試みとして注目されています。紀三井寺では、今後も手紙を受け付け、年1回の供養会を通じて供養を続けていく予定です。

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