パロマ瑞穂スタジアム完成式典開催 アジア大会主会場として新たな歴史の幕開け
パロマ瑞穂スタジアム完成式典 アジア大会主会場に

パロマ瑞穂スタジアムが完成 アジア大会へ向け新たな歴史の一歩

今年9月から10月にかけて開催されるアジア・アジアパラ大会(愛知・名古屋大会)の主会場となるパロマ瑞穂スタジアム(名古屋市瑞穂区)で、4月18日に完成式典が盛大に執り行われた。広沢一郎名古屋市長は式典で、「感動と熱狂の舞台となるスタジアムに生まれ変わった。世界最高水準のパフォーマンスが披露される場として、大いに期待している」と力強くあいさつした。

関係者や市民が祝福 新スタジアムの「走り初め」も実施

式典には、スポーツ庁の河合純一長官や、陸上女子でオリンピックに3大会連続出場した福島千里さんらが出席。テープカットの後には、市民約40人が参加して100メートルレーンを走る「走り初め」が行われ、新たな施設の門出を祝った。建て替え前のパロマ瑞穂を発着点とした1998年の名古屋国際女子マラソンで当時の日本記録を更新した高橋尚子さんは、ビデオメッセージで「ここから世界に羽ばたく選手が多く生まれ、見る子どもたちの夢を育んでほしい」と願いを込めた。

ストイコビッチ元監督も登場 芝生の状態を絶賛

サッカーのJ1名古屋で選手、監督として活躍したドラガン・ストイコビッチさんも式典に参加。ピッチを歩きながら、「芝の状態がすばらしい」と絶賛し、最初のスポーツイベントとして4月19日にリーグ戦を控える古巣に対し、「勝って勢いに乗ってほしい」と激励の言葉を送った。ストイコビッチさんは、監督を退任した2013年以来、初めて訪れるパロマ瑞穂のピッチに感慨深げで、「ここにベンチがあって、このコーナーから直接ゴールを決めた。強烈な思い出がよみがえってきた」と語った。

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新スタジアムの詳細 総工費425億円で全面リニューアル

スタジアムは3月末に建て替え工事を完了し、4月22日から一般利用が開始される。延べ床面積は約6万1500平方メートルに及び、客席数は3千席増えて約3万席となった。全席に屋根が設置され、車いす席は300席を確保。総工費は425億円に上る大規模プロジェクトだ。ストイコビッチさんは新スタジアムについて、「陸上トラックがあるけど、サッカー専用のように景色が良い」と評価し、同じ場所に建て替えられたことで「過去にプレーした選手や指導者の魂を残せていける」と喜びを表した。

ストイコビッチさんの近況と名古屋への思い

パリから17日に来日したストイコビッチさんは、滞在を21日までとし、「この式典のためだけに来た」と強調。退任後もクラブの動向を追っており、2016年のJ2降格時には「悲しかったが、1年で復帰し、またJ1の重要な一員に戻れた」と振り返った。現在の名古屋を指揮するペトロビッチ監督とは対戦経験があり、同じセルビア出身として「信頼できる数少ない人間の一人」と評す。19日の試合は純粋なファンとして観戦する予定だ。

また、監督時代の2009年に革靴で浮き球をダイレクトでゴールに入れたエピソードで知られるストイコビッチさんは、この日も革靴のまま華麗なリフティングを披露。「技術は全く落ちない。ボールは友達なんで、はだしでもいける」と笑顔を見せた。2010年にJ1初優勝をともに果たした楢崎GKコーチや玉田コーチらと再会し、「彼らの誰かが監督になったら、すぐ駆けつけてアドバイザーをしたい」と上機嫌に語った。

昨秋にセルビア代表監督を退任した後はフリーの身だが、「次の挑戦を待っている状態」としつつ、名古屋の監督に再び就任する可能性について「あり得る」と答えた。「もう自分は名古屋の一部。ここは第二の故郷」と語り、妖精を意味する「ピクシー」と呼ばれた名手として、古巣への特別な思いを明かした。

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