茨城県は、サッカーJ1鹿島アントラーズの本拠地であるメルカリスタジアム(鹿嶋市神向寺)で開催されるプロサッカーの試合において、入場料に上乗せしている「加算額」を引き上げる条例改正案を、6月の県議会定例会に提出することを明らかにした。老朽化や塩害などに対応するための措置で、入場者1人当たりの負担は100~200円増える見込みとなっている。
条例改正案の内容
条例案では、入場者が2万人以下の場合、入場料金の10%(現行7.5%)を加算する。2万人を超える場合は、2万人分の入場料金の10%(同7.5%)と、2万人を超えた分の入場料金の7.5%(同5%)を合計した額を加算する。この改正は8月に開幕する新シーズンから適用される見込みで、加算額の引き上げは初めてとなる。
背景と目的
メルカリスタジアムは老朽化や塩害の影響を受けており、2016年度から2025年度までのスタジアム修繕費は年平均約8億5000万円に上る。今回の引き上げにより、県の増収は約3500万円を見込んでおり、主に屋根の修繕費などに充てられる予定だ。
知事のコメント大井川知事は28日の記者会見で、「スタジアム観戦の安全という観点からも、プロサッカーファンの方々に負担を少しお願いしたい」と述べ、理解を求めた。
県は今後、議会での審議を経て、新シーズンからの適用を目指す。スタジアムの維持管理と観客の安全確保を両立させるための措置として、注目される。



