千葉県にゆかりのある女子バレーボール日本代表の小島満菜美選手(31)が21日、千葉ポートアリーナ(千葉市中央区)で行われた代表紅白戦に出場した。「バレー発祥の地」である米国のプロリーグで活躍する「日本の守護神」は、熾烈なチーム内競争を勝ち抜き、チームへの貢献を誓っている。
米国で鍛えた守備力を披露
力強いスパイクやサーブを受け止めると、小島選手は丁寧にセッターの位置へとボールを上げていく。守備専門のリベロとして、米国で鍛えた実力を千葉の観客に示した。「私を知る人たちの中でプレーできるのがうれしい。知り合いも応援に来てくれた」と笑顔を見せた。一方で、プレーについては「まだ発展途上。チームとして深みを増していけたら」と引き締まった表情で語った。
中学・高校時代を千葉で過ごす
小島選手は中学時代に家族で市川市に引っ越した。中学のバレー部では自分以外の多くが競技未経験者であり、人に教えることが自身の学びになったという。高校は名門「イチフナ」こと市立船橋高校に進学し、全国大会で活躍した。
米国プロリーグで年間最優秀リベロに
NECレッドロケッツ川崎の主将として2024年に国内リーグ連覇を達成した後、小島選手は米国に渡った。米国は夏季オリンピック東京大会(2021年)で優勝、2024年パリ大会で準優勝したバレー王国である。2025年に新設されたプロリーグで、いきなり年間最優秀リベロを獲得した。
「日本人のリベロが評価されたことが、すごくうれしい。その評価に恥じないプレーをし続けたい」と小島選手は語る。拾ったボールを丁寧にセッターに上げるのはもちろん、ボールを受けたときの「間」やパスの滞空時間を調整し、状況に応じてプレーのテンポに変化をつける。こうした繊細さが認められたという。
体重増やし強打に対応、守備範囲も拡大
渡米中に体重を増やして強打に負けない体をつくり、守備範囲も広げた。「行って後悔はない」と来季も米国に残留することを決めている。
代表での経験と若手の台頭
代表ではパリ五輪予選から主力として経験を積んできたが、若手の台頭が著しい。「切磋琢磨しながら、仲間としてお互いにレベルアップできたら」と底上げに期待を寄せる。今年8月にはアジア選手権(中国)で優勝し、最短での2028年ロサンゼルス五輪出場権獲得を目指す。
「毎日毎日、いい準備をして後悔のない日々を送りたい」と小島選手。6月4日(日本時間)に初戦を迎える国際大会「ネーションズ・リーグ」の優勝も視野に入れている。



