スポーツ放送巡り収益と振興模索、「アクセス権」求める声も
スポーツ放送巡り収益と振興模索、「アクセス権」求める声も

文部科学省、スポーツ庁、文化庁の看板の下、スポーツ放送を巡る収益と振興の模索が本格化している。2026年4月24日、政府はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で地上波中継が行われなかったことを契機に、スポーツ放送の在り方について本格的な検討に入ることを決定した。

地上波中継の必要性と有料配信の収益性

スポーツの普及や振興の観点から、地上波中継の必要性を訴える声は根強い。一方で、有料配信事業者による高額な放送権料は主催者にとって貴重な収益源となっている。政府はこのバランスをどう取るか、模索していくことになる。

英国のユニバーサルアクセス権

英国には、国が指定する人気イベントを国民が幅広く視聴できるよう定めた「ユニバーサルアクセス権」が存在する。スポーツを「公共財」と捉え、日本でもこの制度を導入すべきだという声が上がっている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

具体例:サッカーW杯とWBCの違い

6月に開幕するサッカーのワールドカップでは、DAZNが日本戦を無料配信し、地上波のテレビ局も生中継を行う。スポーツ庁幹部は、国が強化費を投じる五輪などについては「活躍する姿を国民に見せてこそ。地上波中継を死守すべき」と強調する。一方、WBCについては「完全に民間の興行」として、有料配信の規制は容易ではないとの見方を示している。

関係者によると、WBCで日本国内の独占放送権を獲得したネットフリックスの首脳は、日本での視聴動向について「民放のチャンネル数が少ない地方で、見られるようになったという声が多かった」と訴えているという。

今後の展望

スポーツ放送の在り方について、政府は収益と振興の両立を図るため、関係者との協議を進める方針だ。特に、五輪やWBCなど主要イベントの放送権を巡る議論は、今後のスポーツ界の方向性を左右する重要なテーマとなる。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ