NTTは2日、MUFGスタジアム(国立競技場)で7日に開催されるラグビー・NTTリーグワンプレーオフ決勝において、通信技術を活用した遠隔地からのビデオ判定を実施すると発表した。今後、リーグワンの試合におけるビデオ判定の拠点を一箇所に集約し、リモート化を推進することで、審判員の負担軽減や判定精度の向上を目指す。
リモートビデオ判定の仕組み
現地から送られるカメラ映像を基に、直線距離で約5キロメートル離れた東京・大手町のNTT拠点で審判員が判定を行う。NTTの次世代光通信技術「IOWN(アイオン)」を活用することで、通信の遅延を通常の数百分の一に抑え、映像と音声のずれをほぼ解消できるという。また、通常の100倍以上の大容量通信にも対応し、高解像度の映像で正確な判定を下すことが可能となる。
従来の課題と改善点
リーグワンではこれまで、約20人の審判員が全国の試合会場を訪れ、現地の設備を用いてビデオ判定を行っていた。しかし、チーム数の増加に伴い、ビデオ判定の対象試合数は年間178試合に上り、審判員の負担や移動コストの増加、判定のばらつきなどが課題となっていた。今回のリモート化により、これらの課題を解決し、より効率的で公平な判定システムの構築が期待される。



