サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に出場するコンゴ代表が、スペイン・ラリネアで9日に開催予定だったチリ代表との親善試合について、地元当局から不許可とされた。ラリネア当局は、コンゴ国内で流行しているエボラ出血熱に関連する健康上の懸念を理由に挙げている。
背景と影響
コンゴ代表は、旧ザイール時代の1974年以来、実に52年ぶりのW杯出場となる。チームの選手や監督は全員がコンゴ国外を拠点として活動しており、6月3日にはベルギーでデンマーク代表と親善試合を実施した。W杯本大会では、1次リーグK組で17日に米国南部テキサス州ヒューストンにてポルトガルとの初戦を控えている。
健康リスクへの対応
エボラ出血熱は致死率が高く、コンゴでは過去にも流行が確認されている。ラリネア当局の決定は、市民の安全を最優先した措置とみられる。一方、コンゴ代表はすでに他国での試合を行っており、今回の中止がチームの調整計画にどのような影響を与えるか注目される。
この親善試合は、両チームにとってW杯前の重要な調整の場であった。コンゴ代表はポルトガル戦に向けた最終準備として、チリ代表は同様にW杯出場国としての実戦経験を積む機会を失った。今後の代替試合の可能性について、両国協会の対応が待たれる。



