第106回天皇杯全日本サッカー選手権の東京都代表を決める都トーナメントの決勝が9日、味の素フィールド西が丘で行われ、クリアソン新宿が横河武蔵野FCを1-0で下し、3大会ぶり2度目の本大会出場を果たした。本大会は8月19日に開幕する。
社会人同士の決勝、クリアソン新宿が勝利
この決勝戦は、2012年度以来となる社会人チーム同士の対決となった。クリアソン新宿は、Jリーグ通算329試合に出場した経験豊富な島田譲を中心に、自陣からのパス回しで試合の主導権を握った。前半は風上を選び、強風を味方につける戦術が功を奏した。
前半20分過ぎ、浮き球の処理に苦慮する相手からファウルを誘い、ゴール正面でフリーキックを獲得。島田が左サイドに送ったボールを沼田圭悟が折り返し、これが相手のオウンゴールを誘発して先制点となった。この1点が決勝点となり、クリアソン新宿が勝利を収めた。
後半の守備陣、ピンチを凌ぐ
後半に入ると、横河武蔵野FCの反撃に遭い、ロングスローなどから幾度となくピンチを迎えた。ゴールポストを叩く決定的なシュートも放たれたが、クリアソン新宿は空中戦に強い中山仁斗らを中心にボールを集め、粘り強い守備で耐え切った。
試合後、元日本代表FWでクリアソン新宿を率いる北嶋秀朗監督は、「社会人同士で決勝を戦えたことがすごく良かった」と振り返り、本大会に向けて「旋風を巻き起こす姿を見てほしい」と力強く語った。
クリアソン新宿は、これまで2度目の天皇杯本大会出場となる。前回出場から3大会ぶりの舞台で、どのような戦いを見せるのか注目が集まる。



