国内主要6大会のハーフマラソンの合計タイムで競う新シリーズ「ジャパンプレミアハーフシリーズ(JPHS)」が今年からスタートした。2月の香川・丸亀大会、3月の名古屋大会と序盤2戦を終え、現在トップに立つのは26歳の山下友陽(TEAM NITRO)だ。26日に開催される「ぎふ清流ハーフマラソン」(中日新聞社などの実行委員会主催)で、初代王者への足場を固めたい考えだ。
陸上競技との出会いと成長
山下は小学校4年生で陸上競技を始め、中学から本格的に長距離走に取り組んだ。高校では1500メートルと5000メートルで力を磨き、2018年に拓殖大学へ進学。けがに悩まされながらも、駅伝部で約60人の部員と切磋琢磨した。「親に支えてもらっている中での競技で、プレッシャーがあった」と振り返る。4年間で結果を求めたが、けがの影響もあり、目標だった箱根駅伝の出場は叶わなかった。
社会人での躍進
卒業後は東京都内で会社員として働きながら競技を継続。「今は無理に走る必要もなく、純粋に楽しめている」と語る。プレッシャーからの解放が好循環を生み、5000メートルと1万メートルでは社会人になってから自己ベストを更新。ハーフマラソンでも今季の丸亀大会で1時間2分34秒の自己新記録をマークするなど、安定した走りを見せている。
JPHSへの挑戦
JPHSへの挑戦も「記録より楽しさ」が出発点だった。6大会の多くに未出場で、「大会を通じて各地に行けるのが魅力」と話す。自由な立場で全国各地を巡り、結果も積み重ねている。しかし、勝負は厳しい。シリーズ2位の選手との合計タイム差はわずか6秒。「一瞬も油断できない」と気を引き締める。暑さを苦手とする山下にとって、4月下旬に行われる清流ハーフは正念場となる。大学時代に培った土台と、今の「楽しむ」走りを武器に、シリーズ首位を守れるか。初代王者争いの行方を占う一戦に挑む。
JPHSの概要
ジャパンプレミアハーフシリーズ(JPHS)は、香川・丸亀、名古屋、岐阜、仙台、札幌、東京で開催されるハーフマラソン6戦を通じて総合優勝を争う。順位は6戦の合計タイムで決定される。また、2年間で6大会を完走した人に贈られる称号を狙う参加方法もある。



