サッカーJ1リーグのアビスパ福岡は28日、下部組織に所属する18歳以下の選手をマイクロバスなどで移動させる際、高速道路で時速120キロを超える速度超過が2024年3月から約2年間にわたって計108回発生していたと公表した。クラブは運転を担当したスタッフ8人を戒告処分とした。
速度超過の実態
クラブの発表によると、速度超過はドライブレコーダーの記録から確認された。対象となったのは下部組織の選手を乗せたチーム移動で、最高速度は時速130キロを超えるケースもあったとみられる。クラブは再発防止策として、運行管理の徹底や運転手への安全教育を強化する方針を示した。
その他の不適切事案
速度超過以外にも、11歳以下の選手14人が遠征先で食中毒を発症したにもかかわらず、同行したスタッフが上司に報告していなかった事案が判明。さらに、クラブ内の社員間でセクシュアル・ハラスメントが発生していたことも明らかになった。これらの問題は、前監督のパワーハラスメントが発覚した後の内部調査で浮上した。
クラブの対応
記者会見で西野努社長は一連の問題を陳謝し、「ガバナンス(組織統治)の刷新に全力を挙げたい」と述べた。クラブは再発防止策として、コンプライアンス研修の強化や内部通報制度の整備を進めるとしている。
なお、アビスパ福岡は2025年シーズン、J1リーグで中位に位置しており、今回の不祥事がチーム運営に与える影響が懸念される。



