ミラノ・コルティナ五輪男子500m、日本勢がメダル獲得へ挑戦
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックにおいて、スピードスケート男子500メートルが14日に開催される。日本勢はエース格の森重航選手(オカモトグループ)、日本記録保持者の新濱立也選手(高崎健康福祉大職)、そして倉坪克拓選手(長野県競技力向上対策本部)の3名が出場予定だ。日本にとって、この種目での2大会連続メダル獲得が大きな目標となっている。
強豪揃いの国際舞台、ジョーダン・ストルツが最大のライバル
男子500メートルは、海外選手のレベルが急激に上昇し、混戦の様相を呈している。今大会の1000メートルを制したジョーダン・ストルツ選手(アメリカ)を筆頭に、ダミアン・ジュレク選手(ポーランド)、イエンニング・デボー選手(オランダ)ら強敵が揃う。ストルツ選手は、1000メートルに続く金メダル獲得を狙っており、日本勢にとって最大の脅威となっている。
森重航選手、前回銅メダルの経験を活かして「攻め切る」
前回北京大会で銅メダルを獲得した森重航選手は、今シーズンのワールドカップでは表彰台に1度、僅差の4位が3度と、上位の壁に阻まれる場面が続いた。その差を埋めるため、ストルツ選手の滑りを参考にするなど、試行錯誤を重ねてきた。ワールドカップ第5戦での転倒により負傷した左膝の状態がやや気がかりだが、本人は「もう痛みはない。攻めきるレースをしたい」と、大一番への意気込みを語っている。
新濱立也選手、交通事故からの復活を目指し「重圧ない」と前向き
新濱立也選手は、昨年4月に交通事故に見舞われた影響もあり、今シーズンは思うような成績を残せていない。しかし、「追われるより、追う立場の方が強い。北京大会のような重圧もない。前向きな気持ちでスタートラインに立てる」と、ポジティブな姿勢を示している。日本記録保持者としての実力は健在であり、メダル獲得への期待が高まっている。
女子500mでも日本勢がメダル候補に
15日に行われる女子500メートルでは、今シーズンに世界記録を更新したフェムケ・コク選手(オランダ)が頭一つ抜けているが、日本勢は初出場で23歳の吉田雪乃選手(寿広)がメダル候補として注目されている。また、補欠となっていた高木美帆選手(TOKIOインカラミ)も出場を予定しており、日本勢の活躍が期待される。
ミラノ・コルティナ五輪は、スピードスケートにおいて日本が伝統的に強みを発揮してきた種目であり、男子500メートルでは森重、新濱、倉坪の3選手がチームとしての結束を高め、国際舞台での戦いに臨む。日本スケート界の未来を担う若手選手たちの活躍に、国内から熱い視線が注がれている。