国内男子ゴルフのメジャー第2戦、BMW日本ツアー選手権森ビルカップ(茨城・宍戸ヒルズCC西、7464ヤード=パー71)は7日、最終ラウンドが行われ、首位に3打差の3位から出た岩田寛が4バーディー、2ボギーの69でスコアを2つ伸ばし、通算8アンダーで並んだ片岡尚之、許竜一(香港)とのプレーオフを制した。2024年の同大会以来となる2度目のメジャータイトル獲得で、ツアー通算8勝目。40代での勝利は6度目となる。
プレーオフの攻防
18番(パー4)で行われたプレーオフは、1ホール目で岩田が唯一ティーショットをフェアウェーに置き、第2打をピン手前約2メートルに寄せた。片岡と許がパーパットを残す中、岩田はバーディーパットを沈め、球がカップに落ちきる前に小さく拳を握った。「やっと終わった」と照れくさそうに振り返った。
苦しい展開からの逆転
岩田は序盤の2番、4番でボギーを叩き、前半だけでスコアを2つ落とした。同じ最終組で回る片岡と出利葉太一郎に最大6打差をつけられる苦しい展開だった。しかし、片岡が8番で、出利葉も9番でダブルボギーを喫し、岩田は「この時はまだ2人を応援していました」と語る。自分が優勝争いに加わるとは想像もつかなかったという。
潮目の変化を捉える
だが、岩田は潮目の変化を見逃さなかった。11番(パー4)でこの日初のバーディーを奪うと、「結果を気にせず、今に集中」と思い直し、一気にスイッチを入れた。13番(パー3)からの3連続バーディーで浮上し、最終的にプレーオフへと持ち込んだ。
「毎日が全盛期」の精神
45歳の岩田は「ベテラン」と呼ばれることを嫌がる。「僕は過去の自分と比べたことがない。毎日が全盛期です」と語る。実際に進化を続けており、今季のドライバーの平均飛距離は297ヤード(23位)で、過去10年間で最も良い。まだ8戦目だが、その数字は衰えを知らない向上心を物語る。「もっと飛ばしたいし、もっとうまくなりたい」。年齢を重ねても向上心が尽きない姿勢が、ツアー8勝のうち6勝を40代で挙げたという事実につながっている。



