ミラノ・コルティナ五輪 三浦璃来・木原龍一組、リフトミスでSP5位も逆転金へ希望
りくりゅう、リフトミスでSP5位も逆転金へ可能性 (15.02.2026)

ミラノ・コルティナ五輪 三浦璃来・木原龍一組、リフトミスでSP5位に沈むも逆転金へ希望残る

2026年2月15日(日本時間16日未明)から開催されたミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケートペアショートプログラム(SP)で、世界王者の三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)が予想外の5位に終わりました。得意のリフトでミスが出たことが響き、首位のドイツペアとは6.90点の差がつきましたが、フリースケーティングでの逆転金メダル獲得は不可能ではない状況です。

リフトミスが響き、得点が伸びず

順調な滑り出しを見せた「りくりゅう」ペアでしたが、演技中盤のリフトでまさかのミスが発生。木原選手が耐え切れなくなったように三浦選手を頭付近に降ろしてしまい、この要素で大幅な減点を喫しました。6日の団体SPでは9.90点を稼いだこのリフトが、この日はわずか3.90点と6点も下回り、結果的に総合得点は73.11点と、自己ベストから9.73点低い数字にとどまりました。

演技を終えた直後、木原選手はうなだれてしばらく動けず、インタビューでは「しっかり70点台はキープできた。明日、フリー頑張っていきたい」と前向きな言葉を口にしましたが、表情は硬さが漂っていました。

逆転金メダルへの計算上の可能性

日本勢初のペア金メダルを期待されるりくりゅうペアにとって、厳しいスタートとなりましたが、まだ希望はあります。今季の自己ベストを首位のミネルバファビエンヌ・ハーゼ・ニキータ・ボロディン組(ドイツ)と比較すると、りくりゅうの155.55点に対し、ドイツペアは149.57点で、その差は5.98点です。互いにシーズンベストの演技をした場合、計算上は0.92点届かないものの、肉薄は十分に可能な差です。

さらに、今大会では男子シングルの絶対王者イリア・マリニン(米国)がSPで首位に立ちながら、フリーで大失速し、SP5位のミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が逆転優勝を果たすなど、番狂わせが起きています。この事例は、りくりゅうペアにも勇気を与えるものと言えるでしょう。

難敵との対決、過去の実績に学ぶ

りくりゅうが優勝した昨季の世界選手権や今季のグランプリファイナルでは、フリーではハーゼ・ボロディン組が上回る演技を見せており、世界ランキングでも1位がドイツペア、2位がりくりゅうと、拮抗した関係が続いています。難敵であることに変わりはありませんが、この差は決して下を向くほど大きなものではありません。

フリースケーティングでは、技術的な完成度と芸術性が求められます。りくりゅうペアは過去の大会で高いパフォーマンスを発揮しており、ミスを修正し、本来の力を発揮すれば、逆転のチャンスは十分に残されています。ファンや関係者は、明日のフリーに期待を寄せています。