アイスダンス採点問題で国際スケート連盟が不正を否定
国際スケート連盟(ISU)は2月13日、ミラノで開催されたアイスダンス競技における採点疑惑について、不正を否定する公式声明を発表しました。この問題は、11日に終了した競技で自国選手に有利な採点が行われたとの疑念が高まり、調査を求める署名運動が広がっていたことを受けた対応です。
フランス人審判の採点に疑問の声
AP通信などの報道によると、問題の焦点はフランス人審判の採点にありました。金メダルを獲得したフランス人選手と、僅差で2位となったアメリカ人カップルへの採点に大きな開きがあったため、不可解との見方が浮上していました。特に、フリーダンスで演技するロランス・フルニエボードリーとギヨーム・シゼロンのパフォーマンスに対する評価が議論を呼んでいたのです。
しかし、ISUは声明の中で「ジャッジごとに採点に幅があるのは当然のことであり、我々は採点結果に全幅の信頼を置いている」と強調。さらに、「採点のばらつきを緩和するために、複数の仕組みを採用している」と指摘し、公平性の確保に全力で取り組む姿勢を示しました。
騒動の背景とISUの対応
この採点問題は、ミラノ・コルティナオリンピック2026を控えた時期に発生したため、国際的な注目を集めています。競技終了後、ソーシャルメディアを中心に疑惑が拡大し、多くのファンや関係者から調査を求める声が上がっていました。
ISUの声明は、こうした騒動が広がる中で発表されたもので、組織としての透明性と信頼性を維持する意図が込められています。声明では以下の点が明確にされました:
- 採点プロセスには複数のチェック体制が設けられていること
- 審判の独立性と公平性は厳格に管理されていること
- 今後の競技でも同様の基準を適用していくこと
今回の声明により、一時的に高まっていた疑惑の声は一定程度収束することが期待されますが、競技の公正さを求める議論は今後も続く見込みです。ISUは、オリンピックに向けて採点システムの更なる改善に取り組む方針を示しており、今後の動向が注目されます。