デンソー、5度目の決勝挑戦でついに頂点に 女子バスケWリーグ初優勝
バスケットボール女子の京王電鉄Wリーグ・プレーオフは4月12日、東京・京王アリーナTOKYOで3戦先勝方式の決勝第4戦が行われ、レギュラーシーズン2位のデンソーが同1位のトヨタ自動車を70―51で下し、3勝1敗で悲願の初優勝を達成した。この勝利により、デンソーは3大会連続5度目の決勝進出でようやく頂点に立つことができた。
高田真希がMVP獲得 「役割ようやく果たせた」と感慨
両チーム最多となる21得点を記録したデンソーの高田真希が、プレーオフの最優秀選手(MVP)に選出された。36歳のベテラン選手である高田は、今季の全日本選手権とWリーグ・ユナイテッドカップでも決勝で敗れており、この優勝には特別な喜びがあった。
高田は試合後、「チームを勝たせる役割をようやく果たせた」と感慨深げに語った。さらに、「成功する人は成功するまで続けた人。やり続けることの大切さを感じてくれたら、この優勝の意義がある」と、長年の努力が実を結んだ瞬間を強調した。
最終クオーターの劇的な展開が勝敗を決定
試合は1点リードで迎えた最終クオーターで劇的な展開を見せた。昨季の決勝最終戦で出番がなかった藪選手が3本の3点シュートを決め、流れを一気にデンソーに引き寄せた。21歳の藪選手は、「レベルの高い環境で積み重ねてきたからこそ、表現できた」と自信に満ちたコメントを残した。
ブクサノビッチ監督の戦術も功を奏し、頻繁な選手交代で強度の高い守備を維持。この10分間でトヨタ自動車に許した得点はわずか2点のみだった。試合終了間際には、木村選手が「ずっとデンソーを支えてくださったリツさん(高田)が持つべきだ」と、大黒柱である高田にボールを預け、チーム一丸となって歓喜の瞬間を迎えた。
デンソー一筋18年のベテランが誇らしげに優勝カップを掲げる
デンソーに18年間在籍し続けてきた高田真希は、表彰式で誇らしげに優勝カップを掲げた。この勝利は、過去に何度も優勝に寸前まで迫りながらも果たせなかったチームにとって、歴史的な瞬間となった。観客をあおって盛り上げる高田の姿は、チームの勝利への執念を象徴していた。
デンソーの初優勝は、女子バスケットボール界に新たな歴史を刻むとともに、長年支えてきたファンや関係者に大きな感動を与えた。今後の活躍にも期待が寄せられている。



