三陸沖地震で青森県階上町に震度5強 東北各地で対策本部が即時設置
2026年4月20日午後4時53分ごろ、三陸沖を震源とする地震が発生した。揺れを感じた東北地方の各自治体では、直ちに災害対策本部が立ち上がり、情報収集と対応に追われている。特に青森県東南部の階上町では、震度5強という強い揺れを観測し、住民に大きな衝撃を与えた。
「途中から揺れが大きくなった」 階上町の担当者が証言
震度5強を記録した青森県階上町の担当者によると、地震は約30秒間続き、「途中から揺れが大きくなっていった」という特徴的な動きがあったという。町は直ちに避難所を1カ所開設し、職員が対応に当たっている。余震への警戒を呼びかけながら、住民の安全確保に全力を尽くしている状況だ。
岩手県内でも揺れを確認 宮古市では3~4分継続
岩手県防災課の担当者は午後5時ごろの取材に対し、「揺れは何回か来て、体感もあった」と説明。県庁内では物が倒れるなどの被害はなかったものの、県は対策本部を設置して情報収集を開始した。一方、岩手県宮古市危機管理課によると、揺れは3~4分間続き、物が落ちるなどの現象が確認されたが、立っていられないほどの激しい揺れではなかったという。
津波警報発令で北海道・東北で避難相次ぐ
気象庁は地震発生後、津波警報と津波注意報を発令。これを受けて、北海道や東北地方の沿岸部では迅速な避難行動が展開されている。
- 岩手県陸前高田市で民宿を経営する73歳の男性は、近くの漁港に波が少し入ってきたと報告。宿は海から28メートルの高台に位置しており、宿泊客には「この場にとどまるように」と指示したという。男性は2011年の東日本大震災で漁港で唯一残った自身の船について、「今回も流されないでほしいが、心配だ」と不安を口にした。
- 岩手県久慈市の高台にある久慈総合運動場では、約200台の車が避難のために集結している。
- 北海道南部の浦河町では、ホテルに宿泊する客約50人を高台に避難させる計画が進められている。
- 同じく津波警報が発令されている北海道様似町では、防災無線やエリアメールで避難を呼びかけ、町内に15カ所の避難所を設置。北海道えりも町でも10カ所の避難所が開設された。
自治体の対応と今後の警戒
今回の地震を受け、東北地方から北海道にかけての広い範囲で、自治体が迅速に対応を開始している。津波警報が継続している地域では、引き続き海岸や川からの避難が呼びかけられており、住民は最新の気象情報に注意を払う必要がある。余震の可能性も指摘されており、各自治体は警戒を緩めずに状況を監視している。



