東大現役合格を強要した母との葛藤 元裁判官・瀬木比呂志氏が語る過干渉な子育て
東大合格強要の母との葛藤 元裁判官が語る過干渉子育て

元裁判官が語る母との葛藤 東大現役合格を絶対視した過干渉な子育て

裁判官や学者として活動し、著述家でもある瀬木比呂志氏が、自身の母親との複雑な関係について語った。母は心配性で神経質な性格で、何事にも真面目で熱心な人物だったが、時に強迫的になることもあったという。

徹底的なコントロールと完璧主義の要求

瀬木氏は幼少期について、積み木で遊んでもらったり本を読んでもらったりと、可愛がられた記憶もあると振り返る。しかし同時に、母は「自分の思い通りにしないと気がすまず、徹底的に私をコントロールしました」と述べている。

そのコントロールは学業面で特に顕著だった。小学校や中学校のテストでは、すべての科目で100点を取ることが求められた。たとえ98点や97点であっても、「これがちょっとね」と指摘されることが常だった。

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知らぬ間に決められていた進路

最も大きな軋轢を生んだのは進路問題だった。瀬木氏が気づかないうちに、母は彼の進学先を東京大学法学部と決めていた。「東大現役合格は絶対」という母の信念は揺るぎないものだった。

瀬木氏は「ごく普通の親を持ちたかったと思うこともあった」と告白。母の過干渉な姿勢について、「特異な人ではなかったのでは」と複雑な思いを抱きながら振り返っている。

親子関係の責任と葛藤

このような母の態度について、瀬木氏は「母がそうなった責任は父にも…」と語り、家庭内のダイナミクスにも言及している。自身のできなかったことを子どもに託そうとする親の心理と、それに翻弄される子どもの心情について、著述活動でも触れてきた経緯がある。

現在、親との葛藤を客観的に振り返る瀬木氏だが、当時は母の期待に応えようと必死だった日々があった。教育熱心さが時に強迫観念に変わり、子どもを追い詰める家庭の実態が浮き彫りになる。

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