28日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=159円台後半で取引された。前日比で20銭の円安ドル高となり、市場では節目の160円台が目前に迫る中、政府・日銀による為替介入への警戒感が一段と高まっている。
円安進行の要因
午前10時現在の円相場は、1ドル=159円55~57銭。前日から20銭の円安ドル高となった。一方、ユーロに対しては6銭の円高ユーロ安となり、1ユーロ=185円43~47銭で推移している。
市場関係者によると、原油価格が引き続き高水準で推移していることが、日本のインフレ懸念を強め、円を売る動きにつながっているという。エネルギー価格の上昇は輸入物価を押し上げ、日本の貿易収支悪化や物価上昇圧力につながるとの見方が広がっている。
介入警戒感の高まり
1ドル=160円台が目前に迫る中、市場では「政府・日銀による為替介入への警戒感が高まっている」との声が聞かれる。実際に介入が行われるかどうかは不透明だが、一部のトレーダーは「160円を超えると介入の可能性が急速に高まる」と指摘する。
為替介入は、急激な円安進行を抑制するための手段として、過去にも実施されたことがある。しかし、介入の効果は一時的であり、根本的な要因である原油高や金利差などが解消されない限り、円安トレンドは続く可能性がある。
今後の見通し
市場では、今後の円相場は原油価格の動向や日米の金融政策に左右されるとの見方が多い。また、160円台を突破した場合、さらなる円安加速も懸念されるため、投資家は神経質な取引を強いられている。



