名鉄広見線新可児-御嵩間、廃線へ
赤字が続いてきた名鉄広見線の新可児―御嵩間について、廃線が正式に決まった。岐阜県の御嵩町、可児市、八百津町の沿線3市町は29日、名古屋鉄道(名鉄)との存続協議を終了すると発表した。名鉄は本紙の取材に対し、「廃止の方向で進める」と回答した。廃線の具体的な時期は未定としている。
新可児―御嵩間を走る名鉄広見線の列車は、地域の重要な交通手段として長年親しまれてきたが、利用者の減少が続き、経営状態が悪化していた。3市町は、維持管理費などを名鉄に代わって負担する「みなし上下分離方式」による路線存続を目指してきた。しかし、利用者の減少傾向や財政負担の大きさなどを考慮し、移行を断念するに至った。
代替交通の準備へ
現在の利用者への配慮や代替交通手段の準備のため、3市町は2028年度末までの運行継続を名鉄に要望している。今後の具体的なスケジュールや代替交通の詳細については、引き続き協議が行われる見通しだ。
今回の廃線決定は、地域の公共交通網に大きな影響を与えることが予想される。沿線住民の移動手段の確保が急務となる。



