昨年8月の大雨から運休が続くJR肥薩線吉松―隼人間で、線路上など約6.4キロを歩くイベントが5月31日、開かれた。鹿児島県内外からの参加者約380人を沿線住民らがもてなした。再開はもうすぐ、6月28日の予定だ。
線路を歩き復旧を実感
スタートの大隅横川駅から霧島温泉駅までのコースで、計1.1キロは線路上を歩いた。参加者は、大隅横川駅では線路から県内最古の木造駅舎をながめ、1902年に造られた横川トンネルでは、蒸気機関車が残したすすを確認したり、入り口で写真を撮ったりした。
住民の温かいおもてなし
霧島温泉駅に到着すると、吹奏楽による歓迎や、そばと野菜を煮込んだ「そばずい」やサツマイモが入ったかき揚げ「がね」の振る舞いを受け、参加者は笑顔がこぼれた。
日置市から祖母や母らと5人で参加した女性は「線路を歩くのは初めてで、貴重な体験になった。復旧を間近に感じられてうれしい」と話した。
イベントは霧島市などでつくる実行委員会が主催。同市の担当者は「多くの人に肥薩線の魅力を知ってもらい、再開後も利用してもらいたい」と期待を込めた。



