2025年国勢調査の速報値が29日に発表され、同年10月1日時点の宮崎県の人口は101万8904人であることが明らかになった。これは2020年の前回調査と比較して5万672人の減少となり、減少率は4.7%に達した。前回調査時の減少率3.1%から1.6ポイント拡大し、過去最大の減少幅を記録した。
減少傾向が加速する県人口
宮崎県の人口は、1995年の調査で117万5819人を記録して以降、減少の一途をたどっている。2000年の減少率は0.5%と小幅だったが、2005年には1.4%、2010年1.5%、2015年2.7%、2020年3.1%と徐々に拡大。今回の4.7%はその傾向をさらに強める結果となった。
市町村別の状況
全26市町村すべてで人口が減少した。宮崎市は2.9%減、三股町は2.4%減と、前回まで増加していた地域も減少に転じた。減少率が最も大きかったのは諸塚村の15.4%で、次いで美郷町の15.2%だった。一方、最も減少率が小さかったのは都城市の0.2%で、三股町、宮崎市が続いた。
世帯数も初の減少
世帯数は46万8703世帯で、前回から0.3%減少し、初めての減少となった。1世帯当たりの人員は2.17人で過去最少を更新。核家族化や単身世帯の増加が背景にあるとみられる。
今後の対策
県総合政策課は「少子化対策や若者・女性の定着促進策を粘り強く続けるとともに、地域の医療や交通など生活に不可欠なサービスを維持するための適応策にも一層力を入れる必要がある」とコメントしている。



