港区・表参道の追悼碑前で空襲犠牲者を悼む集い「皆さんの力で戦争なくして」
港区・表参道追悼碑前で空襲犠牲者悼む集い

東京都港区北青山の表参道交差点近くにある追悼碑前で、2026年5月26日、山の手大空襲の犠牲者を悼む献花の集いが開かれました。この集いは市民団体「山の手空襲を語りつぐ集い実行委員会」が2020年から毎年開催しているものです。

山の手大空襲の概要

山の手大空襲は、1945年4月から5月にかけて東京の都心や周辺部に甚大な被害をもたらしました。特に被害が大きかった5月25日夜の空襲では、現在の渋谷区、新宿区、千代田区、港区などで約3700人が死亡したとされています。この空襲により、多くの市民が命を落とし、街は壊滅的な打撃を受けました。

献花の集いの様子

追悼碑前での献花には、近くの小学校に通う子どもたちや、実際に空襲を体験した高齢者らが参加しました。参加者は静かに花を捧げ、犠牲者に哀悼の意を表しました。当時14歳の女学生だった山形美智子さん(95)もその一人です。山形さんは、無数の焼死体が横たわる表参道や青山通りの光景を今でも鮮明に覚えていると語りました。

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山形さんは集まった子どもたちに向けて、「皆さんの力で戦争をなくしてくださいね」と優しく、しかし力強く語りかけました。この言葉に、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていました。

集いの意義と継承

実行委員会のメンバーは、「戦争の記憶が風化しつつある中で、こうした集いを通じて次世代に平和の尊さを伝えていきたい」と述べています。参加者からは、「実際に体験した方の話を聞くことで、戦争の悲惨さを改めて認識できた」との声が聞かれました。

この献花の集いは、今後も毎年続けられる予定で、多くの人々が平和への思いを新たにする機会となっています。

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