列車とエゾシカ衝突、昨年度最多3478件 ハンター高齢化影響か
列車とエゾシカ衝突、昨年度最多3478件 ハンター高齢化

JR北海道のまとめによると、2025年度における列車とエゾシカの衝突件数は3478件に上り、これまで最多だった2023年度の3145件を超えて過去最多を更新したことが明らかになった。また、ヒグマとの衝突も57件と過去最多を記録した。

地域別の状況

シカとの衝突を地域別に見ると、旭川と稚内を結ぶ宗谷線が最も多く616件(前年度比25件増)で、次いで旭川と網走を結ぶ石北線が420件(同177件増)となっている。これらの衝突により、運休や30分以上の遅れを含む輸送障害は162件(同13件増)発生した。

クマ関連の統計

クマについては、衝突に加えて線路を横切り列車が徐行した事例を含む「発見」件数も76件(同41件増)で、過去最多を記録。輸送障害は17件(同11件増)だった。

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長期的な傾向

シカとの衝突は、統計が開始された1987年度から増加傾向が続いている。2012年度に2377件でピークを迎えた後、一時減少したものの、2019年度の1783件から再び増加に転じている。背景としては、シカの頭数増加に加え、ハンターの高齢化などが指摘されている。

JR北海道広報部は「線路への進入防止柵を設置しているが、シカ側も学習して柵を避けるようになる。根本的な対策は難しい」と説明する。北海道によると、シカの推定生息数は2024年度に少なくとも73万頭で、2018年度の65万頭から増加を続けている。

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