岩手県大槌町で発生した山林火災は、発生から5日目となる2026年4月26日も延焼が続いており、消防や自衛隊による懸命の消火活動が続けられている。町の発表によると、上空からの目視による焼失面積は26日午前6時時点で合計約1373ヘクタールに達し、前日から約92ヘクタール拡大した。
焼失範囲の詳細
町が26日午前に開いた記者会見で明らかにしたところによると、ヘリコプターからの目視で確認された焼失範囲は、小鎚地区で約388ヘクタール、吉里吉里地区周辺で約1035ヘクタールに広がっている。今後は上空からの目視による延焼範囲を、焼損面積の推定値として公表する方針だ。
消火活動の現状
26日も近隣県などから集まった緊急消防援助隊や自衛隊、地元の消防を合わせて1500人以上の体制で消火活動が行われているが、鎮圧の見通しは立っていない。自衛隊は大型と中型のヘリコプター計7機で空からの消火活動を継続しており、さらに大型ヘリ2機の増強を検討している。
延焼の広がりと警戒
民家がある柾内地区や迫又地区、浪板地区に加え、桃畑地区にも延焼が広がっているとされ、町は警戒を強めている。緊急消防援助隊の担当者は「住宅地への延焼を食い止めている状況」と述べ、引き続き警戒を続ける姿勢を示した。
26日午前7時時点で154世帯、約400人に避難指示が出されており、町は住民の安全確保を最優先に活動を続けている。



