無施錠の民家を狙った窃盗容疑で50歳男を逮捕 警視庁が手口を解明
警視庁は、無施錠の民家から現金などを盗んだとして、住居不定で無職の大島博史容疑者(50)を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、2026年4月9日に発表しました。大島容疑者は「現時点で話せることはない」と黙秘を続けているとのことです。逮捕は4月6日付で行われました。
インターホンで不在確認後、掃き出し窓から侵入か
捜査3課によると、大島容疑者は2月11日午後3時から3時半ごろにかけて、東京都北区に住む自営業の50代男性のアパート1階の一室に侵入した疑いがあります。被害男性の自宅からは、現金約120万円と商品券(合計約8万円分)などが盗まれました。
被害男性は当時、外出中でした。大島容疑者はインターホンを押して不在を確認した上で、無施錠の掃き出し窓から室内に忍び込んだとみられています。この手口は計画的かつ巧妙なものであることが捜査関係者から指摘されています。
周辺で同様の手口による被害が多発 捜査員の間では「ムジのヒロシ」と呼ばれる
警視庁の調査では、北区を中心とした周辺地域において、昨年7月以降、同様の手口による窃盗事件が少なくとも5件発生していました。いずれも無施錠の家屋を狙った犯行であり、被害総額は現在も精査中です。
現時点では、これら5件の事件と大島容疑者との関連性については捜査中とされています。しかし、捜査を進める過程で、「無締まり」の家を専門に狙うこの手口から、捜査員の間では「ムジのヒロシ」という通称で呼ばれていたことが明らかになりました。このニックネームは、犯行の特徴を端的に表すものとして、内部で使用されていたようです。
警視庁が注意喚起 戸締まりの徹底を呼びかけ
今回の逮捕を受けて、警視庁は改めて戸締まりの重要性を強調しています。特に、掃き出し窓や玄関ドアの施錠を怠らないよう、住民に対して注意を促しています。また、短期間の外出時でも、インターホンが鳴ったからといって安易に応答せず、不審な訪問者には警戒を怠らないよう呼びかけています。
捜査関係者は、「このような手口は、住民の油断を突いた典型的な犯罪である。地域全体で防犯意識を高めることが重要だ」と述べ、今後の再発防止に力を入れる方針を示しました。事件の詳細な経緯や動機については、大島容疑者の取り調べが進む中で、さらに解明される見込みです。



